星山海琳さんと、吉田晃子さんのサイト
オヤトコ発信所 https://ai-am.net/ で
『奇妙な日本語「教育を受ける権利」』を私よりも分かり易しく解説・紹介してくださっています。
私の知らなかった教育論も交え、
「わたしは机の上に、読み終えた『奇妙な日本語「教育を受ける権利」』と、堀尾輝久著『現代教育の思想と構造』 『教育基本法をどう読むか』、この3冊をひろげながら堀尾さんの本を再読することで、巧みなレトリックを知ることができました。」
と記されています。

憲法26条「教育を受ける権利」のおかしさを通して教育を考える(前編)/「教育」は定義されていない?
https://ai-am.net/26jyou-1
憲法26条「教育を受ける権利」のおかしさを通して教育を考える(後編)/「教育を受ける権利」はどこから?
https://ai-am.net/26jyou-2
こどもの「不登校」がきっかけで26条のおかしさに気づく
自分自身こどものころから、「教育ってなんだ?」「学校ってなんだ?」と考えたりもしていたけど、わが子の「不登校」を機に、そのころとは比べものにならない考えっぷりで教育にどっかり関心をもつようになりました。教育関連の本はもとより、憲法や人権の本も読んできました。
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そんなこんなのある日、「教育を受ける権利」っておかしくないか? と思うようになりました。おかしな日本語じゃないか? 教育を受ける? なんで「受ける」になるん? 憲法において「〜を受ける権利」っておかしいやん? ……と。
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で、そんなこんなのある日、出会ったのが田中萬年さんの『奇妙な日本語「教育を受ける権利」 誕生・信奉と問題』でした。
「教育を受ける権利」は、「奇妙な日本語」であるにもかかわらず、なぜ「日本国憲法」に規定されたのか。その疑問を、当書は解明していました。

なお、お二人は
『小さな天才の育て方・育ち方』、『不登校になって伸びた7つの能力』等を発行されています。

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丸山剛史さんが『奇妙な日本語「教育を受ける権利」-誕生・信奉と問題-』図書紹介を日本職業教育学会編『職業教育学研究』誌(第51巻第2号、2021年7月)に投稿して下さいました。
「田中氏の著書を読むと改めて山崎氏の言葉を思い出し、田中氏の孤軍奮闘の感を強くする。学会として問題意識を共有すべく、田中氏の主張の『エッセンス』が記された本書を一読することをお勧めする。」
と記して下さっています。
「図書紹介」をクリックしていただくとご覧頂けます。

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池田氏への反問として
「教育」と「教育を受ける権利」で誰を、何を護るのか-池田祥子氏の拙著論評への反問
が『現代の理論』第26号(2021年春号)に掲載されました。目次は次のとおりです。
はじめに
1.視座(立場)の違い
2.今著刊行の経緯と構成
3.濱口「不満」は池田論的批判ではない
4.「教育」の定義はしていない
5.言葉の変化は常識である
6.参考文献の利用は研究観だ
7.堀尾「教育権」論批判は職業訓練の尊厳のため
8.今後の国民の“自立支援”の在り方
ご意見をいただければ幸いです。

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池田 祥子が『現代の理論』第25号(2021年冬号)に
「教育を受ける権利」の歴史性を考える-田中萬年氏の‟「教育」概念批判”の硬直性
を発表されています。
教育学者の意見なのでしょうか、市民感覚とはことなると思いますが。次号に反問を掲載させてもらうようにします。

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『奇妙な日本語「教育を受ける権利」-誕生・信奉と問題-』を2020年10月にV2新書として刊行することが出来ました。
ご講読頂き、ご意見を頂ければ幸いです。